2013年3月31日日曜日

第63回豊島区民水泳大会は新会場だった。

■3月31日日曜日、2009年7月から入会している水泳教室、「木曜泳ごう会」の一員として、今年も豊島区民水泳大会に参加した。

木曜泳ごう会」は、毎週木曜日の18時半から20時半、豊島区の雑司が谷体育館プールにて、コース全面貸切で開催されていて、指導は豊島区水泳連盟の先生方。
つまり、ホームでの大会、ということ。
会場は雑司が谷体育館プールではないけどね。

先生方は、参加するよりも、スタッフとして忙しい。

■自分は、2010年2011年2012年と出たから、今回で4回目。

昨年までの会場は、東京辰巳国際水泳場だった。
大きくて広々とした会場をゆったり使っての、50mの長水路の大会。

今年、2013年からは、新会場。
南長崎スポーツセンターでの開催になった。

4月1日月曜日に開館する新築の設備だ。

ここにはもともと、50mの屋外プールがあったらしい。
豊島区水泳連盟の指導員では、そこで若い時代を過ごした方も多いらしい。

そのプールが老朽化し、取り壊されたことで、同じ50mの会場として辰巳を借りていたらしい。

北区、荒川区など、区内の25mプールを使用して開会を開催しているところは多い。
その中で、区内であることより50mプールであることを優先したところに、豊島区および豊島区水泳連盟の水泳への情熱を感じる。

いや、他の事情があったのかもしれないけど。

■毎年の区大会は、1月の第2日曜日に開催されていた。
3月末は初めて。
来年からはどうなるだろう。

日程が移ったことにより、自分の仕事の繁忙期のど真ん中にやってきた。
そしてまた、この季節はここ数年、花粉症に加えてカゼをひいているので、泳ぐとか走るとかから縁遠くなってる。
今年もまた同様になってしまっていた。

新会場ということもあり、巷での盛り上がり、様々なチームや仲間たちがこの大会を目指して練習している様子を耳にしながらも、1月に朝や晩で合計80km以上も走ったジョギングは2月からはほとんどしなくなり、なんとか出ていた「木曜泳ごう会」もまた、試合直前にして体調が整わずに欠席してしまった。
つまりこの数ヶ月、週に合計1000km泳ぐか泳がないか。
その他の運動もまったくせず。

■当日の朝は、雨がちの曇天。

大会前日には少しでも泳いで、カラダを水にならして、浮くようにしておかないと、って経験則が実施できていないから、せめて当日の午前中に他のプールで練習してから、なんてことも頭によぎるも、仕事のあれこれや部屋のあれこれをしているうちに、時が過ぎる。

スクーターで行くか自転車で行くか。
試合前に体力使いたくないけど、停めるところの心配のない自転車で。
自転車なら、おそらく明治通りを池袋方面に走って、びっくりガードか、その手前の、どこでもで、右に出て目白通りあるいは山手通りに出るのが良さそう。
7〜10kmか。

■午前中に中高生、一般は昼からの開催になる。
それは区の大会では珍しくない。

少し早めに出る。
喧騒を避けたい気分だったので、いつものように王子駅前を通らず、上中里駅前を通るルートで。

坂を登りつつフトモモや、カラダのコンディションを注意深く観察する。
飛鳥山交差点も避けて、西ヶ原から斜めに西巣鴨方面に向かうと、明治通りの北池袋の手前に出た。

そこから北池袋、池袋五差路交差点から右、料理教室の豊島区勤労福祉会館のそばから、山手通りへ。
左右がわからなくなったのでしばし地図を見てから右、南長崎スポーツセンターに着いた。


RunKeeperでの記録はこちら

駐輪場も備え付け。

1日利用だけでなく月極でも利用できる広さが、半地下にあった。
あいさつをして、入れてもらう。
今回は無料で停めさせてもらえるらしい。

12時半頃。

中略

■しばらく待って会場内へ。

狭いと聞いていたので、すでに試合用水着をジーンズの下に履いてきた。
16時までにすべてのプログラムが終了するわけで、時間にも余裕がないとも思っていたしね。

観覧席の後ろでさっさと着替えてアップへ。

せめてアップはじゅうぶんにしよう。

自転車はカラダの動きをほぐしながら確認するのに役だった。
息も少し上げてみた。
残らない程度にフトモモに乳酸をためてみたりもした。

アップでは、カラダを水に慣らそう。浮かそう。
息を止めずに呼吸ができるようになることが、大切。

混んできたので25mごとに止まらざるをえないようになったが、それでもとにかく、泳ぎ続けてみた。
いや、自分程度だと、泳ぎ続けるためにはそのほうが良かったかもしれない。

飛び込みが始まったので、すぐ列に加わる。
まず8コースと7コース。
それから2コースずつ飛び込みにかわって、最後には6コース分が飛び込み用になった。

アップ時間残り5分です、というアナウンスがあるまでそれを続けた。
5回か、6回か、わからないけど、途中からはできるだけ脱力しつつも、きれいに飛び込み、スタートするというのを心がけた。
平泳ぎと、クロールをまんべんなく。

終わったら、さすがに脚がぐったりして、全身が泳いだって感じになった。

そう、これだけで、出場種目に出ずに帰ってもスッキリってくらいに。

中略

■観覧席で応援をしていたら、時間を過ぎてしまったらしい。

プールサイドに降りると、もう11組だよ、ってミワ先生に叱られながら次の担当のところまで案内してくれた。
7組の5コース、というと、もうベンチに座っているという。

5列ほど並んだベンチではユカさんが、いじれたように僕の苗字をさん付けで呼んだ。
ごめんなさいごめんなさい、と言いながら、隣に座る人にも間違いがないことを確認して、座る。

中略

2008年から水泳大会に出始めて今まで、平泳ぎ以外で出場するのは、クロールのみ。
リレーでの参加のためと、こういった、区体会などで出場種目の選択に限られてる場合のみクロールで出る。

短水路なら25m、長水路なら50m。

今回の大会は会場を50mプールから25mプールに移しても、25mの競技がないから、50m。
つまり、自分にとって、初めての、クロールでターンをする種目出場。

クイックターンはできないからタッチターンで。

そう、そして今回出したタイムがどんなであれ、短水路50m自由形の自己ベストタイムになる。

■クロールは最近ようやく、泳げるようになってきた。
まだ何百メートルも泳ぎ続けられるからはギモンで、練習でも200までした泳いだことがない。

ってことで、スタート。
息継ぎを忘れてしまうと後半がダメになるから、適当なとこで。
そして、ターンは慌てずにじゅうぶんに近づいてから。
あとは、姿勢まっすぐを忘れずに。

飛び込みは、今回は練習からさほど悪い感じではない。
深すぎるのはいつものことで、深さ135cmのこのプールは、それに不安がないのが良かった。

深いとこから浮き上がりつつバタ足をしてプルを加える。教わったとおり。

ターンはちょっと勢いがなかったか、隣は同じくらいを泳いでいるようだ。

腕は、上げすぎるくせに気をつけながら、掻き切る5cmほど手前で引いてしまって回す。
ホントはいけないんだけれど、それだと重くて続かない気がしたので。

泡立つ水面でゴールタッチ。
両隣もほとんど同じくらいでは。

上がって挨拶して息を整えてからプールサイドを歩く。

どうやら組では1着だったらしい。
それはよかった。
自分が5コースになるくらいだから、そういう組だったにしても。
タイムを見る余裕はなかった。

中略

■2つ目の参加種目、自分の最期の出場種目、50m平泳ぎ。

こんどは前もって招集所へ。
5歳区切りだと別区分のO矢さんと同じ組の5組。
自分は2コース、O矢さんは7コースかな。とにかくほぼ両端。

スタート前、泳ぎ終わって退場するうちの1人が審判長に呼び止められて、「バタ足をしないように」と注意されていた。
おそらく、他の大会であれば泳法違反で失格なんだろう。

そのせいで、実は、飛び込んだ直後、自分もちょっと足をバタバタしてしまった。ヤバかった。
クロールでの飛び込みなんて、普段ほとんどしないことをこの日は何度もしていたせいもあるか。

気を取り直して、ひたすら泳いだ。
飛び込みは、前回同様、悪くない。

いくら練習してなくても、以前のブログに書いたように、今回のテーマは決まってる。
その泳ぎ方をすれば、足先がドルフィン様に動いてしまうのも防げるはず。だが、それはいまだに不安。

その泳ぎ方は自分としては高ピッチになる。
キックもプルも重くない泳ぎ方だ。

ターンは、ひどいときほどひどくはないが、あいかわらず勢いを失うターン。

ゴールタッチ。
またもタイムを見る余裕なし。

上がって息を整えてからプールサイドを回って観覧席に戻った。

中略

■さて、タイムは。

まず、自由形。
前述したように、初めての短水路50m。
長水路では、この豊島区民水泳大会でしか泳がないわけだけど、39秒22(2010年)、40秒15(2011年)、42秒19(2012年)って、毎年遅くなってる。笑

それでも、短水路なら、40秒は切るでしょう。
最近はクロールを泳ぐ機会も増えてるし。
と。

出たタイムは36秒95。
予想以上。

この年令の男性として35秒は出せないと体裁が整わない、と思っているから、目標はまず、あと1秒の短縮。

次に平泳ぎ。
今回は、コンディションからもともと期待していなかった。
ただ、アップや自由形を泳いだ感じで、泳ぎやすいプールだと思えていた。
カラダが浮きやすく進みやすい気がした。

出たタイムは、44秒80。
予想以上。

45秒を切るのは、久しぶりだ。
というか、もしかして、と思ったら、やはり、2012年3月の新春ミートで出した自己ベスト、44秒88をわずかに下回っていた。
自己ベスト更新だ。

なんだろ、いま、心がけている泳ぎ方でまず間違いがないということだろうか。
それと、なんにしても、自分くらいの低いレベルだと、試合前にどれだけ練習したか、というよりも、試合前にどれだけ運動をせずカラダを休ませてエネルギーを蓄えたか、ってことのほうが良いタイムを導くんだろうか。

■しばし観戦、応援して、大会は終了。
声をたくさん出して応援した。

メガタバの仲間もたくさん出ていて、あいさつだけでも賑わって楽しかった。
もちろん、挨拶以上の話も何人ともした。

豊島区水連の先生方やお手伝いの方々にも本当にお世話になった。
毎年、大変な様子だが、今年は新会場とのことで、それ以上の手間や苦労があったのが思い量られる。

賑やかだった。楽しかった。良かった。
水泳だけでなくて、また日々、がんばれる、って思った。

■泳ごう会の打ち上げは、道路の向かいの藍屋とのこと。

会費も3千5百円と事前に聞いている。

こないだの泳ごう会に欠席したので、アッコ先生がメールで要項などを送ってくれたんだ。

そのときは、体調から、大会にはどんなにしても出ても、打ち上げは遠慮させてもらうと思っていたが、なにせ、会場の真正面とあれば、そのまま帰る方がよほど不自然だ。
みなさんと交流を図りたい、大会の話題で楽しみたい、というのはもちろんある。

参加します。と答えてあった。

大会中も、担当の先輩や先生がそれぞれにリストを持って確認にまわってくれていた。

■打ち上げ。

17時から場所をとってあったが、毎年のように、先生方は、主催者なわけでなかなか揃わない。
最初のオーダーが入ってから、飲み放題90分が始まるとのこともあって、ギリギリまで待ってから。

あー、これも、泳ごう会のみなさんの良いところだ。

乾杯があって、残りの先生方の合流でまた乾杯して、大会打ち上げ恒例の入賞者の呼び出しと授与式など、あって。

そう、賞状やメダルなどは、チームで受け取ってくれてあって、この大会にかぎらず、毎回打ち上げでそうしてもらえるんだ。
これも、盛り上がる。

20時ちょうどに閉会。
閉会前に会費500円ずつバック。

食べ物もたくさんあったし、飲み放題のオーダーも早く届いたし。総じて良い会場だった。

打ち上げでの様子、会話のあれこれは、書き始めると長くなるので割愛。

ホント、大会中も、打ち上げも、ここに書ききれない、楽しい、笑える、エピソードがたくさんある。

ひとりでふらりと泳ぎ始め、最初はほとんど一人ぼっちで出た水泳大会が、いつのまにか、そうなった。
ありがたいことだ。ホントに。

体育施設のすぐそばに、こういった店舗も入っている大きなテナントビルがある。
これは、日常にここを利用するようになる人たちにとって、とても便が良い。

小雨の中を自転車で帰宅して21時。

  

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