空いているのに10分はデフォで待たせるな。
窓口は各1人だけ3名しかいないし案内係の男性は立ってるし、ずいぶんとゆったりモードだ。この空気がもうたるい。
整理券がいけないんじゃないか?
並んで待たせてもらえれば少しは。
■追記するよ。いま2日土曜日,練馬の両親宅に1泊しての朝。
景気の話はともかくとして。…そ。こいういのはおおざっぱには景気の話。所得格差や労働格差の話ってこと気づかないで読んでる人もいるのかな。
そしてそれをなんとかできるのは政治しかない。政治を動かすのは実感できていて更に合理的に思考でき討論できる一握りの人々でしかない。
「きっこの日記」の最近のエントリーや外資系金融機関勤務の方の日記や経済学者のブログを共感しつつ読んでいる。世の中,相当にヤバイ状況。
たまにそれを感じ取れていないと思われるひとのコメントが付いたりするのもまた面白い。身近な話で言えば確かにに大学生(留学生を除く)諸君はまだこの惨状の実感はない。親のリストラを心配しつつもまだ他人事。
国内の1/3が年収300万円以内の低所得者だという。それ以上もらえていても単身者でなければ辛かろう。きついきついと言いながらも子供を扶養し更に大学に行かせられている親はまだ裕福ということか。
しかし奨学金の申込説明会に集まる学生さんは急増してる。社会は誰に援助すべきか。学生にといえば聞こえがいいが,景気の実感を持ちある種の危機感を持って学問に当たる学生は残念ながら。旧態依然としたモラトリアムな彼らに必要なのは奨学金よりまず世間を知る試練だと思うが。
■話が逸れた。前日に続いて本局に来たのは海外送金を試みていたため。この日は更にもう1度来なければならなかった。
昨年弊社で発売した「生きることを勇気づける」の著者,ハディンガー先生に初回のロイヤリティを支払うのに苦労してしまった。もともとは父の進めていた仕事であり,自分はといえば知らないことや支払うことを後回しにしてしまいがちなので,姉にはずいぶん苦労かけた。
支払われること(つまり稼ぐこと)についてもなかなかたいへん。
報酬とは,自分の行いが社会的に評価された結果だとするのはそもそもの正論として,残念ながらその行いをするのが自分であることの理由はどこにもない。自分がしなければ他の誰かがするのであって,それはそれで社会への貢献と言えなくもない。でも,そこをおして無理矢理にでも割り込まないと自分の食い扶持が得られない,つまり死ねということ。自分の居場所は他人の中に割り込まない限りは得られないのが本来の社会でありそれを自覚してるのがオトナってことかと。コドモ達にはそれを教えないと。魚を与えるのでなく釣り方を教えるというのはそういうことかと。
いまだに魚を与える政策しかできていないというかコイズミタケナカ時代のあとはもうそればっかの昨今であることを思うと日本には為政者にも国民にもオトナは少ない。
なんて偉そうに書いた自分もオトナである自信は怪しく青二才という表現がしっくりくる。
話がまた逸れた。ということで「生きることを勇気づける」という本,ドイツで書かれて各国で翻訳され出版されてるので大手出版社から出ればもっと何倍も売れてるはずの本。
日本ロゴセラピー&実存分析研究所所長の大学教授,安井猛先生が訳された。
セブンアンドアイでは「児童心理学」のジャンル。ジュンク堂書店では「家庭教育・しつけ」の棚にあったりする。Amazonでは「人生論・生き方」「自己啓発」「倫理学入門」の各ジャンルに。ひとつの書棚に定まりにくい内容。
佐久書房は資格取得対策書や介護保険関連書の他に,こういった医療と哲学や心理学の接するあたりの分野の出版活動をしている。『見えない病気「低血圧」』という本はタイトルや内容は医療っぽいがそれもまたそうだ。ロゴセラピー,実存療法,ひっくるめて「全人的医療」という。
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