2009年1月28日水曜日

「MAC+PARTY」媒体資料。

■過去の資料を探してたら出てきた。
 あるのは知ってたけれどあらためて見直す度に発見がある。

 これは1991年4月号のためのもの。
 「MAC+PARTY」は、この号を最初に最後にして休刊になった。

 創刊1986年6月と書いてあるのは、その前の「MAC+CYBER」及びさらに前の「MAC+」、さらにその前身の「MACワールド日本語版」の創刊号までさかのぼっているのだと思われる。

■ 「MACワールド日本語版」は米国の雑誌「MacWorld」からライセンスを受けて発行された、日本で最初のアップルコンピュータの専門雑誌だった。

 その頃はピーシーワールドジャパンという出版社で発行されており、この会社はその名前のままの「月刊PCワールド(PCW)」という雑誌を出していたのでそっちで知る人の方が多いかも知れない。

■BNNの「MACLIFE」も技術評論社の「MacJapan」もアスキーの「MacPower」もこの雑誌の後から出たってことだ。

 さらにその後にでた「MACWORLD」は、「MACワールド日本語版」が「MAC+」になり米「MacWorld」誌との契約が切れた後に他社(マックワールドコミュニケーションズ)から発行された。
 ちなみにこの雑誌の出版社はのちにIDGコミュニケーションズとなり、誌名も「GraphicsWorld」になった。

 アスキーの「HyperLib」や毎日コミュニケーションズの「MacFan」もソフトバンクの「MacUser」も90年代に入ってからだ。最後発は「日経MAC」だったと思う。

 あ、中綴じ雑誌が出てしめくくりか。

■Mac雑誌の歴史はともかくとして、この媒体資料の会社概要にも設立年月があり昭和63年とある。しかしこれでは若すぎる。
 自分の記憶ではもっと以前からこの会社は出版業務に携わっていたはずだとずっと思っていた。
 ここに初めて創業年があった。昭和47年8月。1972年か。

 佐久書房にはここに書いたアップルコンピュータ関連の他に、医学医療分野と資格取得分野の出版があり、それらの歴史も設立年月以前にさかのぼるものと思われるから、それらのいずれかがまず事業の発端になったんだろう。
 宅建や行政書士の資格学校の編集部門または編集プロダクションにそのルーツがあると聞いたこともある。
 医学生のための月刊雑誌「イアトロス」の媒体資料には残念ながら年月表記がない。すでに休刊しているこの雑誌もしばらく発行していたはずだ。それはいつ頃だったろうか。

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