2013年9月24日火曜日
Wahoo Fitness のサイクルコンピューター=RFLKTレビュー。
■写真のとおり、Wahoo Fitness の iPhone POWERD BIKE COMPUTER RFLKTが届いたので簡単にレビューする。
Wahooの製品は、半年前に、Blue HR for iPhone(WAF-PH-000001)と、Blue SC for iPhone(WAF-PH-000002)を入手していて、そのレポートはこちら。
「NIKE+とRunkeeperを使ったiPhone5での心拍トレーニングにWahooのBlue HRを導入した話」
「RUN用に導入したWahoo fitnessをBlue SC for iPhoneでBIKEでも活用する」
結局、Wahoo Fitnessさんから3つも製品を購入してしまった。
合計したら結構高価なものだ。
今回購入、といっても楽天ポイントを使ったわけだけど、入手した、これ、RFLKT、アールエフエルケーティー、覚えにくい名前のサイクルコンピューターが3つの中で最も高価。
しかも、このRFLKT、これだけでは、サイクルコンピューターの機能をすべて持ち合わせているわけではない。
RFLKTは、最近になって発売されたもので、上記の2製品、iPhoneを含めて3製品になるわけだけれど、それらを利用する上での欠点を補う製品。
iPhoneを中心にして、トレーニングデーターの計測や管理をしてみたい、もう、一部分ではそうやって使い始めてるって人は、この先に書くことに興味が有るはず。
でなければ、この価格でなら、それ1個でほぼ全部付きのサイクルコンピューターが買えてしまうでしょ。
例えば、右のキャットアイ(CATEYE) CC-RD430DW [ストラーダデジタルワイヤレス]、ワイヤレスで心拍計とケイデンスも測れるっていうスグレモノ。
RFLKTだけでこれよりも高いって何なんだよ。
ってのをこれから書こう。
■Wahooって何よ?ってのは、上記のリンクにある2つのレポートにも書いてあるとおり、iPhoneを、自転車ではサイクルコンピューターとして、マラソン/ジョギングならソレ用のストップウォッチとして、利用できるアプリのうちの一つ。
15年以上前から、そういう機器は販売されていた。
まずは心拍計からの流れ。フィンランドのPOLAR(ポラール)とかね。
自転車なら、心拍計を備えた腕時計またはサイクルコンピューターとして、そのデータを吸い上げてPCで管理するもの。
それらは、マラソンなどでも利用されていた。
マフェトン理論、とかいって、効率的なムダのないトレーニングができる。懐かしー。あのころは和訳された本もまだなくて。
次に、ミュージックプレーヤーからの流れ。
iPodにNIKE+という機能が加わったのが走りのはず。
初期のものは、靴の中に別売りのセンサーを入れることで速度や距離を計測することができた。
データは、PCというよりも、iTunesを介して、NIKEのサイトへ、つまりクラウドに上げられた。
GARMINなどのハンディGPSからの流れもあるね。
iPhoneの時代、スマホの時代になって、アプリをインストールすることで、それらの機能を提供する様々な製品がでてきた。
NIKE+iPodも、iPhoneを使用することで、iTunesを介さずに、走行中や直後にそのデータをクラウドにアップロードできるようになった。
その頃には、NIKE以外のシューズメーカー、adidasも、携帯キャリアであるauも、同様の機能のアプリと機器とクラウドを組み合わせた製品をリリースし始めた。
iPhoneやスマホを自転車のスピードメーターとして利用しようというアプリも種々出てきた。
個人の開発したものも多いが、自転車パーツと工具メーカーとしてのしあがってきた台湾のTOPEAKも、PANOBIKEというアプリをiPhone用にリリースした。
■PANOBIKEは、ハートレートモニターセットとスピード&ケイデンスセンサーを使用するという、Wahoo Fitnessのシリーズの向こうを張った、真正面からの競合製品。
サイクルコンピューターとしてのみ、使うのであれば、勾配の表示ができたりと、Wahooにない機能があること、そして自転車グッズの開発メーカーであることから、今後の周辺機器の展開も期待できる。既にiPhone用のケースやスタンドも発売されている。
自分の場合は、BIKEだけでなく、RUNでも使いたかったのと、RUNでは、以前からのNIKE+へのデータの蓄積があったことが、Wahooを導入する動機だったので、PANOBIKEの発売を残念に思わずに済んだ。
そう、Wahoo Fitnessのアプリは、それ自体ではデータを保持しないし、それ自体のクラウドを持たない。それが自分にとってメリットだった。
RUNのデータは、従来通りにNIKE+とRunkeeperへ、BIKEのデータはRunkeeperのクラウドに送られて、それぞれで管理している。
NIKE+とiPhoneでは実現できなかった、心拍数の入力もWahoo Fitnessを介することでできるようになったりと、想定外の利点もあった。
(NIKE+には最新世代のiPod nanoと認識されている)
TOPEAKのもWahooのも、iPhone5またはiPhone4SにBluetoothで接続される周辺機器を使う。
それぞれの機器がそれぞれに流用できるかは不明なので、調べた人がいたら教えて欲しい。自分がちょっと試したところではダメだったよ。
これから購入をされる方は、いままでの使用環境や使用目的に合わせて検討されるのが良い。
■っていうか、どうなの、自転車用にだけで利用するのなら、前述のCATEYEのとか、あれは単独利用だけれど、その他、GARMINやPOLARからなら、クラウドでデータ管理できるのも出てるから、そういうものの、自転車専用のものを購入したほうが、結局は安上がりで、便利だよね。
iPhoneって自転車に乗っていたって、電話やメールが着信して使うでしょ。写真もiPhoneで撮ったるするじゃん。なにもそれをスピード計として自転車にくっつけなくても。
そんなに使いまわしたら電池ももたないでしょ。
iPhoneったら、2年くらいで買い換えちゃうだろうし、その先もずっと使えるかもわからんでしょ。
それはそれ、これはこれ、で、使うのが良いかもよ。
って、ここまで揃えて使ってる自分が言うのもなんだけどさ。
自転車のヘビーユーザーはそっち、iPhoneのヘビーユーザーはこっち、ってトコ。
■前置きが長くなった。
とにかく、RFLKTという覚えにくい名称の製品を今回、購入した。
サイクルコンピューターとして使うものだし、もちろん使えるのだが、内部的には中途半場な機能しか持っていない。
iPhoneのアプリ、Wahoo Fitnessの機能の表示を遠隔で行う機能。
一部分の操作もできる。
バックライトもついていて、防水・防塵・耐衝撃。そりゃ、そのくらいはないとね、この価格だし。
これで、iPhone本体は、ポケットの中でも、バッグの中でも、どこにでも、安全なところに携帯できます、ということ。
先日、ミノウラのスタンドが走行中に緩んでしまって、走行中の路面にiPhoneごと落下させてしまった。
そういう心配はなくなる。そもそも、自転車にゴテゴテくっつけて走るのはスマートじゃないしね。
それ以来、iPhoneはポケットに入れて、操作のたびに出し入れしている。もちろん、そうなるとスピードなどの表示はそのときしか見ることができない。
そういう使い方なら、RFLKTは、便利だよね。
自転車でメーターとして使いながら、iPhone本体はポケットなどに入れといて、停車時に通話やメールや写真撮影や、それをTwitterやFBに送ったりとか、iPhoneを普通に手に持って使える。自由!
そして、これはWahooのサイトでもメリットとして上げられていないんだけど、iPhoneをこういった機能で使用する場合で、最初にネックになるのが、バッテリーの持続時間。
晴天の屋外でも見やすいようにiPhoneのバックライトを明るくして、サイクルコンピューターとして使ったら、電池ダダ減りなのは明らか。
そういった場合にも、このRFLKTを使用することで、いつでも数値を確認できる状態でありながら、iPhone本体の画面はオフにしておけるし、別の場所に、外部バッテリーをつないだ状態でだって保持できる。
RFLKTに、iPhoneのバッテリー残量も表示できるから便利。
となると、外部バッテリーも買わなきゃだけどさ。
これ、買うような人は、なんでもiPhoneでやったろって思考だから外部バッテリーくらいなにかしら既に持ってるか。
■内容物は、ハンドルバーに固定するアダプタが1種類。これは前方にぴょんと突き出る形なので折れてしまわないか心配。
もうひとつは、ゴムの小さな台座を挟んでゴムで止めるもの。それでハンドルのステムに固定した。
さらにもうひとつ付いている。これは、円形の回転させて装着させる形で、GARMINのマウントに合うんじゃないかな。持ってないから確かめられないけど。
まだ国内で使ってる人が少ない製品だと思うから、質問あったらコメントでどーぞ。
わかる範囲でAしますん。
label:
デジモノ,
トレーニンググッズ・ウェア類,
自転車・ロードバイク
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