2013年3月17日日曜日

カッティングシートを切ってステッカーを作るためにSilhouette CAMEOを買うまでの話。


■2012年の5月に購入して使っている、「Silhouette CAMEO」のレビューをしようと思いつつ先延ばしになっていた。

さて、どこから書き始めよう、そだ、「切り抜く」という言葉から、思い出しながら、

幼い頃から、工作が好きだった。
そういった男の子の通過儀礼として描かれることが多い、目覚まし時計をバラバラにする、なんてのを、誰に教わることなく、通過した自分でもあり。

学校には、図工や技術家庭といった、名前は異なっても図画や工作をさせてくれる科目があって、それを楽しんだ。
小学校では、夏休みの宿題、として、自由工作があったし、高校でも確か、技術家庭の課題としての木工が夏休みの課題になった。

小中学校、高校、その頃の身近な友人たちの複数が、美術系や工学系の進路を選んだのも偶然ではないだろう。

とはいえ、両親をはじめ周囲には自分をそうさせようという意図はなく、自分自身にもそういう進路があるという発想がなかったので、ただただ、学力に応じての普通高校、普通大学に進むという、楽な道を歩んでしまったのは、それはそれで楽しかったけれど、もしもういちど繰り返せるのならば、そこからの別の道を試そうと思う。

■そだ、「切り抜く」ということだったね。

社会人になっても、図画工作の機会はある。
年に一度の「年賀はがき」作り。

毎年、ちょっと工夫をこらした。
白地を生かしたデザインをして、受け取った人が火に炙ったりもした。

そのなかで「切り抜き」をしたことがあった。

カッターナイフでね。
「A Happy New Year!!」って。

そのくらいの文字なら、下書きなし、フリーハンドで切れる。

そんだけ。
裏面に、穴を避けるように宛名と差出人を手書きした。

50枚くらいだったか、100枚くらいだったか。ぜんぶ切り抜いた。

1枚だけ、転居先不明で戻ってきたハガキがあったはずだが、出てきたらここに載せよう。

そういえば、時代を経て、今年のプライベート用の年賀はがきも、プリンタでは表現できないような小細工をしたんだ。
それはまた機会があれば。

■カッティングシートも切った。
千葉県習志野市の書店、日工堂を引き継ぐことになって、カラになった店舗の飾り付けをした。

東急ハンズでメーター売りしてるカッティングシートを買ってきて、プリンタで台紙を作って、それに沿って、カッターナイフでカッティングシートを切った。
こんな感じ。黄色のテントの一部分と、ウィンドウに。

アルバムはここをクリック 2002_1215

アルバムはここをクリック 2003_1216

ついでに、いろいろ切った。会社のロゴマークステッカーを作ったり。
とりあえず、機械の力を借りなくても手作業でなんでもやった。 

2002年か。
なんと、あれから、もう10年も経つのか。
他の写真にはも写ってて、その若さにびびる。
 
 

■それで、手で切るのには、少々飽きた。くたびれた。気が済んだ、とも言える。

それからは、こういった小型のカッティングプロッタに興味を持った。
というか、知ってたけど、ちょっと高い。3万もする。

そんなに頻繁に使うものではないものへの投資としては高い。
手で切れるうちは手で切ろう、という判断だった。

もちろん、購入し導入することで、新たな用途やビジネスに発展していく可能性もある。
何ごとも、そこまで行ってみないと、その先の景色は見えないものだから。
っておおげさか。

いつか、いつか、と思っていて、ようやく購入したのが2012年の5月。

10年腰ってわけか。
長い。長すぎる。
自分の寿命がいくつまでだと思ってるんだか。 

■購入したのはコレ、グラフテック silhouette cameo(シルエットカメオ)

はっきりいって、2社からしか出ていない。

GRAPHTEC(グラフテック)のCRAFT ROBO(クラフト ロボ)と、Roland(ローランド)のSTIKA(スティカ)。
※最近はもう1社からも出てるようだ。

そして、グラフテックから、新型のコレ、silhouette cameo(シルエットカメオ)が発売されたばかりだった。
クラフトロボとは併売の形をとっていたが、あえてそれを買うメリットは無さそうに見えた。

クラフトロボがそうであったように、きっとこれからは、この製品が長く売られ続けられるのではないかと思った。
PCとのインターフェイスの速度も上がっているようだ。もちろん、USB接続が標準になっている。

 

こういう製品は、ハードウェアのスペックだけで比較してはいけない。
ScanSnapのような、ドキュメントスキャナもそうだね。

優劣を決定的にするのは、ドライバソフトの出来だ。それと消耗品が、末永く供給されるであろうこと。

Silhouette CAMEOは、PC側のソフトにドライバをかませることで出力させるのではなく、オリジナルのグラフィックソフトを使う。
インテルマック版が無料でダウンロードできたので、まずそれを試した。

使い慣れたIllustratorのデータが生かせないのは痛いが、操作方法は難しくなく、プロッタがなくてもその動作を想像させてくれる安心できるものだった。

対して、ローランドのステカ。
自分としては、こちらのブランドイメージも信頼に足るもので、グラフテックに勝るとも劣らない。
しかし、いかんせん、この機種は設計が古い。
クラフトロボとの比較であれば、わからなかったが、グラフテックに新型が出ているとなれば、話は別だった。

さて、続きは、また。
次回は届いてから、実際に使ったとこまでかな。

こちら。>Silhouette CAMEOが届いてから使ってみるまでの話。

  

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