日販経由のネット書店からの注文。
■一般の新聞紙5紙から医学医療関連の記事だけを抜き出してスクラップしてある雑誌だ。
日経・読売・朝日・毎日・産経…,一般の新聞の医療記事って意外と専門的で馬鹿にできない。
新聞って誰でも読んでるし読めるモノだという思いこみがあるけれど,隅々まで読んで各分野の記事の内容を理解できてる人ってたぶん少ないんだと思う。
こうして医療と健康分野だけ集めてみると事件とコラムに大別される。
事件は起点から集結まで追いかけられているし,その解説も詳しい。
医療保険や薬事法の改訂,新薬の発売などについても漏れがない。
コラムは季節ごとの健康や薬品やサプリメントや民間療法についての基礎から最新の知識が網羅される。
医療・健康ってひとことでいっても,法律や経済や化学や教育や流通や経営や福祉や国際関係など,様々な知識が関わってるのがよくわかる。
■この雑誌,もともとは「月刊イアトロス」という医学生向けの雑誌があって、その別冊として発行されていたが、まもなく「月刊イアトロス」は休刊し、その後20年近く別冊だけが発行され続けていた。
それも休刊になってはや3年。
■注文の来るボリュームゾーンは1996年、1997年、薬害エイズ訴訟の頃のかな。歴史に残るすごい事件だったね。血液製剤では肝炎感染の訴訟もあった。
学生の論文等のための資料として使われているのだろうか。
企業での企画ごとなどの資料になっているのだろうか。
■これらのバックナンバーは、大きな動きが何年もなかったため、残念ながら昨年の冬に大量に処分してしまっている。
売り切れたら増刷の予定はない。
控えも残さずすべて出荷してしまうので、手にされた方はどうか大切に扱って欲しい。
↓これが最終刊。
出版元の「日本教育振興センター」は佐久書房から分岐した会社。
佐久書房とは別のISBNコードを持っているが出荷は佐久書房がしている。
休刊までの10年くらい携わったこれの編集作業から学んだことは多い。
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